夜久新日記

書いたり読んだりで1日が終わる

新書祭り

漫画ばっかり読んでるときもあるし、小説ばっかり読んでるときもある。

ここ最近は、面白そうな新書がたくさん発売されていたので、新書祭りになっていた。

 

ルポ 児童相談所 (朝日新書)

ルポ 児童相談所 (朝日新書)

 

 読んで一番思ったことは、「職員、働きすぎじゃないか?」である。

その辺のブラック企業なんて相手にならない。

一応、土日は休みになっているが、急な仕事や保護者との面談が入ることもあるし、呼び出されることもしばしば。

そして、起きたことは全部書面でまとめねばならないため、結局休みは潰れるハメになる。

平日だって、夜遅くまで仕事や書類仕事があり、いつまで経っても仕事が終わらない。

こんな状態でも、新しい案件が入れば飛んでいかなければいけない。

私が職員なら、これ以上どうしろと? と真顔で詰め寄りたい気分だ。

福岡では民間の力を借りることによって、この真っ黒な労働環境を抜け出している。

他のところもこういうことを取り入れていかないと、助けなければいけない子どもを助ける側の職員がまず壊れてしまうと思う。

そしてそれは、助けを求めている子どもにももちろん影響する。

子どもたちを助けたいと思って、児童相談所で働きたいと思う若い人たちはきっといる。

そういう人たちのためにも、今すぐにでも労働環境を整える必要があるのではないかと思った。

 

なぜ、わが子を棄てるのか―「赤ちゃんポスト」10年の真実 (NHK出版新書 551)
 

 赤ちゃんポストができたのが、2007年らしい。

もう、11年も経ってるのだなぁ。

2017年までの10年間で託された命は130。

産まれたての赤ちゃんから、ものごころついている小さな子どもまで。

ちょっと驚いたのが、病院は追跡調査するということ。

この子の親はどこの誰なのか、調べる。

そして、親が見つかった場合は、連絡を取って話を聞いてみる。

それで、親元に帰ることになった赤ちゃんもいる。

全く身元がわからない場合ももちろんある。

 

ものごころついている年齢で赤ちゃんポストに入れられた子が、取材に応えている。

自分がポストに入れられたときのことを、はっきりと覚えているのだ。

少年は、特別養子縁組によって新しい両親を得て、愛情たっぷりと育てられている。

それでも、埋められない寂しさや苦しさはあるわけで、年齢よりものすごくしっかりしている少年の姿がそれを物語っているようだった。

 

 

 女って大変だな、と他人事のように思ってしまった。

読んでるだけでツラい。

派遣切りにあった人、婚活に走る人、癌が見つかった途端雇い止めになった人などなど。

もう、どうやって生きていけばいいんだ、とその辺にいる人の首根っこを捕まえて問い詰めたい気分だ。

でも、そんな中でもたくましい人というのはいる。

散々派遣の仕事でツラい思いをした人が、逆に派遣という働き方を利用してどんどんスキルを高めていき、最後には社員にならないか?と言われるようになるのである。

彼女の向上心と、折れないタフさと、したたかさ。これはぜひとも見習いたい。

あと、どうしても目の前にある問題や、近いうちにやってくるのがわかっているが考えたくない問題などについて、やっぱりちゃんと考えておかないといけないということだ。

ガチガチではないにしろ、計画性が必要である。

そしてその先を見越した計画は、他の誰でもなく自分を助けることになる。

計画性が一切なく行き当たりばったりで今まで生きてきた私としては、どうにかしないとたぶん私はえらいことになる、と震える思いだ。怖すぎる。

ここらでひとつ、この先どうやって生きてくんだ?と逃げないで考えないといけないような気がしている。

そういうきっかけを与えてくれた本。

 

 

 

 

 

 

最近読んだ本と漫画

割となんでも読みます。

小説、ノンフィクション、漫画、BL。

オラに元気玉を授けてくれ、と息も絶え絶えなときには、自己啓発書という頓服にも手を出しますし、エロい本ばっかり読んでないで真面目な本が読みたい、というときには、分厚いノンフィクションにかじりついたりします。

 

最近読んだ、あれこれ。

 

 

 

私立探偵・麻生龍太郎 (角川文庫)

私立探偵・麻生龍太郎 (角川文庫)

 

 『聖なる黒夜』の上下巻を読んで、たまらず続きを買いました。

あれ、ちょっとこの二人どうなんの? というところで終わっちゃって、気になって仕方なかったもんで。

なのに……なのに麻生さん! アンタって男は!

ちょっと一回膝つき合わせてこんこんと説教しないといけませんね。

そして、これで終わってませんから。

ということは、続編をまたAmazonでポチる必要があるわけです。

待ってろ、いますぐ買ってやる。

 

 

よつばと!(14) (電撃コミックス)

よつばと!(14) (電撃コミックス)

 

 イライラさせられる麻生さんにお別れしたらば、今度はひたすら癒されて笑わしてくれる、よつばとの世界へ。

ホント、毎度毎度、なんでこんなに少ない言葉で面白くできるんだ!と思います。

そして、よつばちゃんを取り巻く世界が優しい。

私も仲間に入れてくれないかなと心底思いますが、ケガレまくったこの心では少々気がひけるので、滝に打たれるぐらいのことをやってからでないと。

 

 

いちばん恐いのは家族―心理療法の現場から

いちばん恐いのは家族―心理療法の現場から

 

 Amazonさんからオススメされて、気になったので読んでみました。

家族の中に、心に問題がある人がいた場合、家族みんなでカウンセリングを受けるという家族療法についての漫画で、こういう治療法があるのかと初めて知りました。

拒食症、過食症家庭内暴力など、家族で問題に向き合って乗り越えて行くんですけれど、なかなか難しいなぁと思います。

そもそも家族が協力してくれなかったら、この治療法は試すことすらできませんからねぇ。

だけど、一人で向き合うのではなく、家族が一緒に向き合ってくれるというのは、人によってはかなり心強いし、効果があるんじゃないでしょうか。

 

 

あたりのキッチン!(3) (アフタヌーンコミックス)

あたりのキッチン!(3) (アフタヌーンコミックス)

 

あわあわさせたら日本一(推定)な主人公のあたりちゃん。

他人とは思えません。

ただ、そんなあわあわな子でも、料理のことになるとイキイキしだすのが面白いです。

そして、バイト先の渋い店長がまたカッコイイし、作る料理がなんでも美味しそう。

あたりちゃんは、ちょっと落ち着け、というぐらいにいつもあわあわしてるんですけれど、めちゃくちゃいい子なので、人が寄ってきます。

その寄ってくる人たちは、いろいろと悩みを抱えているんですが、あたりちゃんが一生懸命考えるんですよ、何かできることはないかって。

なんていい子。

こんな定食屋があったら通いたいですが、「いつもありがとうございます」と常連認定された途端、通うのをやめてしまうというザ人見知りなのでたぶん無理。

 

お次はBL。苦手な人は回れ右したほうがよろしいかと思われます。

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薬とお酒がタッグを組んできたらエラいことになるんですね

『角川キャラクター小説大賞』に応募したいと思っているんです。

いるんですけれど、なかなか進まない上にどんどん締め切りが近づいてきて、気持ちばかりが焦り、

よし、ブログ作ろう

ということになりました。

テスト前にいきなり掃除し始める感じのアレです。

続けられるのか、と問われたら、知らん、としか言えませんが。

書いたり、読んだりしかしてません。あとはお菓子食べてるぐらいです。

その、『読んだり』の部分を特につらつらと書いていけたらなと思います。

 

「うつ病」が僕のアイデンティティだった~薬物依存というドロ沼からの生還

 発売前からものすごく気になってました。

Amazonで予約してもよかったんだけど、やっぱりちょっと中身をパラパラ読んでから買いたい、と思って本屋さんへ。

大きめの本屋さんなのに、置いておらず。

ネットで他の店舗の在庫を確認してみても、「在庫なし」ばっかり。

こらっ、ということで、Amazonでポチりといきました。

 

弟さんが急死してしまってから、精神のバランスを崩して精神科を受診するんですが、そこから転がり落ちて行く様子が読んでて怖いです。

精神薬だけでなく、お酒にも溺れるようになってしまって、もう本人には止められず。

奥さんには出て行かれ、仕事での信用も無くし、お金も無くなる。

もう、ここまでだろう? と思っても、まだまだ転がり落ちていきます。

誰か止めてあげて! と思いますけれど、たぶん誰にも止められなかったでしょうね。

 

そこまでゴロンゴロンと行っちゃって、よく戻ってこれたな、と思います。

そのまま寝たきり、という線がかなり濃厚だったんじゃないかと。

でも、復活されて、またミュージシャンとして活動されているようで、

良かった! 本当に良かったよ! 心配したんだから!

と、親戚のおばさんのような気分になりました。

 

こんな壮絶な体験を、こんなに詳しく書いてあるものはなかなかないんじゃないかと思うんです。

精神のバランスを崩して、病院や薬のお世話になっている人は多いし、自分もいつそうなるか、わからないわけで。

だから、誰にとっても身近な話で、とても素晴らしい本だと思うのですが。

問題なのは、本屋に置いてないってことですね。

なんで? なんでこんなステキな本を置いてないの? ねぇなんで? (静かにキレてる)

お店に入ってすぐのところに、デカデカと積み上げてほしいぐらいです。